お香を自分も楽しんでみたいけど、いまいち使い方が良く分からない。
買ってきたお香を線香の様に火をつけるだけで良いのかな?
お香をやってみたいけど始めてだとどうしても迷ってしまいますよね?
何を用意してどんな風に使えば良いのか実際にやらないと分からない事ばかりです。
お香にも色々と種類があり楽しみ方も人それぞれですが、中でも粉タイプのお香『塗香』と言うものがあります。
塗る香りと書いて塗香と読むこのお香はどんなお香なのか?
どの様に使うのか?
そこで粉タイプのお香〝塗香〟について色々と調べてみました。
目次
粉を塗るお香!?塗香とは!?
お香と一口に言っても色々なタイプがあり選ぶとき悩んでしまいますよね?
人によってお香の使い方も違うのでこれが正解と言うものはありませんが、一般的には火をつけて香りを楽しむものだと思います。
リビングだったり廊下だったり玄関の下駄箱の上のスペースなどお洒落として置いてる人もいます。
全国的なブームとまではいきませんが、実に多くの人がお香を楽しんでいます。
ですが今は、話題になってるお香がある事を知っていますか?
テレビで放映されて話題になった『塗香』と呼ばれるお香です。
塗るお香としてテレビを通して多くの人が知ったと思いますが、塗香ってどんなお香なの?
そう思う人も居るのではないでしょうか?
そこで今話題の塗るお香『塗香』とはどんなものなのか説明したいと思います。
塗香とは一体どんなお香?
塗る香りと書いて〝ぬりこう〟とは読まず〝ずこう〟と読みます。
どんなお香なのかと言うと読んだままの通りで塗るお香の事を言います。
同じ粉状のお香で『匂い袋』がありますが、塗香は匂い袋のお香よりもキメ細いなめらかなお香です。
香木や漢薬などの香原料を細かいパウダー状にして混ぜ合わせて作ったものの事です。
テレビで放映され多くの人が知る事となりましたが、お寺などでも塗香がある所があります。
近年ではお寺を巡って御朱印を集める『お寺ガール』のブームによりお寺が身近な存在になってきてお寺や神社などが訪れたい場所にもなってきています。
テレビなどでも紹介され話題になりましたが、塗香は本来、清める為に使われると言われています。
粉のお香「塗香」の使い方とは!?
塗るお香として話題の塗香。
試しに使ってみたいけど使い方が分からないとどうにも出来ませんよね?
一般的に使っているお香はスティックタイプの物だったりコーンタイプや渦巻きタイプだと思いますがパウダー状のお香ってどう使うのか?
塗香の使い方
塗香はもともとの起源がインドにあると言われています。
礼拝前などに身体に香を塗り〝けがれ〟を取り除き心と身体を清める為に使われたとされます。
身体に塗る事で香をまとってる状態がお清めをしていると言う事に繋がります。
そんな塗香はどの様にして使うのか?
初めての時は何をどうして良いのか迷うかも知れませんが使い方はいたって簡単なんです。
①手に取る
粉状なのでスプーンなどで少量を手に取ります。
量は好みで構いませんが少しの量でも香りはしますので何度か量を調節しながら好みの量を決めましょう。
②塗り込む
手のひらに乗せた塗香を覆う様にもう片方の手で覆って塗り込みます。
両手や手首などに塗香を塗り込みます。
この時に清めたい部分を手のひらでなぞる様にして塗りましょう。
頭や肩、腕や胸などの他に足や腰なども効果的です。
塗り込んだ部分の体温によって香りが立ち広がっていきます。
経典によれば塗香は心を清める目的が重要視されていたと言われています。
塗香は自宅でも気軽にできるお清め香です。
心を落ち着かせたい時や気持ちをリセットさせたい時などに利用すると良いでしょう。
紙のお香の使い方とは!?
お香と言えばスティックタイプやコーン型のものが一般的ですよね?
ですが探してみると実に面白いお香も存在しています。
それは〝紙〟で出来たお香なんです。
『Papier d’Arménie(パピエダルメニイ)』と言う品物です。
お香の和の香りを楽しむ為には何かしらの犠牲が必要になります。
その一つに置き場所。
スティックタイプのお香ならスティックの長さ分はスペースが必要になると思います。
それはコーンタイプや渦巻きタイプのお香にも言える事ですが、そんな悩みも紙のお香なら全く問題なくなります。
お部屋の芳香
紙のお香を1枚取り出したら端の方にライターやマッチで火をつけ軽く吹き消せばお部屋の中に香りが広がります。
結構、強めの香りですので満足する事が出来るかと思います。
名刺入れに入れる
紙で出来ているのでビジネスマンなら名刺入れに入れて歩くのも良いでしょう。
取引先で名刺交換の時にフワッとお香の優しい香りがします。
あらかじめ名刺入れに入れておく事で他の名刺に香りが移りますので、わざわざ焚いて香りつけをしなくても大丈夫です。
香り袋の代わりに
優しい香りが人気の香り袋ですが持ち歩くにはちょっと大きかったりしますよね?
香り袋ならバックやカバンの中に忍ばせる事が出来ますがコンビニや薬局などちょっとした買い物なら財布を持っていきますよね?
そんな時でも紙のお香なら財布などに忍ばせておく事が出来るので便利です。
Papier d’Arménie(パピエダルメニイ)は手頃な値段で販売されていますので求めやすく使いやすい紙のお香です。
フランス語ではありますが公式サイトも紹介します。
紙のお香の作り方とは!?
紙のお香は持ち運びしやすく手頃な値段で買えるお香として知られています。
名刺入れや財布などに入れておけるしバックなどにも入れて持ち歩けるので良いですよね。
でも、紙のお香が近くで売って無かったら?
今の時代はインターネットなどで買えますが、送料などを考えるとちょっと割高になってしまいます。
そんな時は紙のお香を自分で作ってみてはどうでしょう?
紙のお香を作ってみよう!
市販の紙のお香とまではいきませんが、身近にあるものを使って作る事が出来ます。
材料
- 古くなったお香
- 和紙
- のり
- ティッシュ
作り方
①お香を細かくする
古くなってしまったお香をちょっと硬めのペンのフタや灰皿の角などで押し潰し粉々にします。
そんなに力を入れなくても押せば砕けますので粉状にしておきましょう。
②和紙をカットする
細かくしたお香を挟む和紙が必要です。
形は好みにカットして問題はありませんが今は丸くカットしましょう。
③お香を包む
そのまま上手く貼り合わせる事が出来れば良いのですが意外に難しい物です。
こぼれてしまう場合がありますのでティッシュなどに包んでノリ付けすると良いでしょう。
④ノリ付け
カットした和紙の縁にノリを付けティッシュで包んだお香を乗せてもう一枚の和紙で挟んでくっつけます。
乾いたら綺麗に周りをカットして完成です。
お香は古くても問題はありません。
使わないからと捨ててしまうのは勿体ないので自作で持ち運びができるお香を作ってみると良いでしょう。
まとめ
お香には色々な種類のものがあり選ぶ時も楽しみですよね?
でも置き場所に困ってしまうこともあるかと思います。
そんな時は紙で出来たお香など下駄箱の中に置いたり財布に入れたりする事が出来ます。
紙で出来たお香はお洒落なアイテムにもなりますので試してみると良いでしょう。